車番認識システムでは、ナンバープレートをカメラで撮影し、プレートの文字を認識しますが、屋外環境下での認識精度を高く保つためには、認識するナンバープレートの明るさが一定になるように、カメラを調整(調光)する必要があります。

このカメラの調光には、カメラ、車番認識ソフトウェアによって、以下の方式があります。

車番認識システムでのカメラの調光について

カメラの自動露出機能を使用

民生用のほぼ全てのIPカメラは、この方式で使用します。

撮影されたカメラの画像の一部、または全部の明るさが一定となるよう、カメラ内で自動調整します。

カメラに内蔵されている機能のため、コントロールするソフトウェアは必要ありません。

ただし、ナンバープレートの明るさではなく、撮影映像全体での明るさ調整になるので、直射日光や逆光時にプレートの明るさが大きく変化します。

車番認識ソフトウェアのプレート調光機能(AEW)を使用

車番認識ソフトウェアで認識したナンバープレートの明るさを測定し、認識に理想的な明るさになるよう、カメラをコントロールして調光します。

ナンバープレートをターゲットとした調光機能のため、屋外でのどのような条件下でも、安定した明るさで撮影が可能です。

AEW機能を有する、VLP3.0ソフトウェアと、対応カメラが必要になります。

白色部分の輝度値を認識毎に計測

ターゲット値に合わせて

カメラの明るさ(AEW値)を調整

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